黒谷和紙

黒谷和紙の活用事例Case Studies

株式会社 山岡白竹堂様

自然が織り成す風合いを現代に

創業300年の京扇子の老舗、白竹堂。
白竹堂は、1200年もの歴史を持つと言われる京扇子の伝統を生かし、
現代の文化やファッションを取り入れながら、
様々な種類の扇子を作り出されている京扇子ブランドです。

黒谷和紙は、そんな数ある扇子の中の地紙の一つとして使われています。
その中でも「短地黒谷和紙扇子」で使われている
異なる二色の和紙を貼り合わせた染め和紙は、
職人が一枚一枚、手切りで貼り合わせたもの。
シンプルな見た目の中に、職人の熟練の技術が込められています。

自然の風合いを生かした色合いや模様は、決して派手なものではありませんが、
忙しい現代の暮らしの中に、そっと素朴で穏やかな風を運んでいく、
そんなささやかで、豊かな時間に、和紙を通して寄り添っていきたいと考えています。

古来より、その末広がりの形から、縁起物としても大切に使われ、
様々な縁を繋いで来た京扇子。
そして、その重なりゆく縁を紡ぐようにして、かたち作られる数々の美しい扇子。
今日もどこかで、そうして生み出される扇子があおぎ出す風のひとつに、
黒谷の穏やかな自然が流れています。

株式会社 山岡白竹堂様

604 8075
京都府京都市中京区麩屋町通六角上ル白壁町448