黒谷和紙

お知らせNews

お知らせ

黒谷和紙プロモーションビデオが「第15回全国地域映像コンクール」グランプリを受賞しました

このたび、黒谷和紙協同組合が制作しましたプロモーションビデオが、「第15回全国地域映像コンクール」でグランプリを受賞いたしましたのでお知らせします。

作品概要

黒谷和紙の振興と普及のため、和紙の製造工程を記録し、その魅力を伝えることで、後継者育成に役立てる。黒谷和紙会館、黒谷工芸の里での上映を行うほか、部観光案内所や綾部市図書館などでDVD を貸し出して伝統産業の普及をはかる。

作品内容

  • 10 ヶ月の撮影期間で約2,600 カットに及ぶ膨大な映像を34分の作品に編集
  • 和紙の製造工程を細かい部分まで撮影し編集
  • ドローンによる空撮映像を活用しながら、黒谷の美しい四季の様子と厳しい自然を描写
  • 黒谷の歴史を紹介する場面では、昔の黒谷和紙が製造されていた様子も紹介
  • 昭和40年代に録音された「紙漉き歌」を一部音源に使用
  • 小学生の卒業証書の紙漉き体験や白道路の楢栽培の取り組みなど地域に密着した活動を紹介
  • 黒谷和紙を作品に使用している書家、日本画家、京瓦職人へのインタビュー映像
  • 東京ビッグサイトや鴨川納涼祭などプロモーション活動の様子

ビデオの概要

タイトル:黒谷和紙プロモーションビデオ
作品尺: 34分
制作期間:平成28年7月~ 平成29年3月
媒体:ブルーレイ、DVD
貸し出し:黒谷和紙会館、黒谷和紙工芸の里、綾部市観光案内所、綾部市図書館
制作会社:工フエムあやべ

グランプリ作品の講評(ホームページから)

この作品は800年前から作り続けられている伝統工芸「黒谷和紙」の全制作過程を克明に描いた作品である。
黒谷和紙は世界で注目され今なお各方面で使われている素晴らしい伝統工芸である。
原料の楮から美しい和紙が出来上がる工程は気の遠くなるような複雑で高い技術が要求される。
この工程を経て完成した和紙は輝く美しさを持って誕生する。
その高い芸術性は多くの画家、書道家などのアーティストに愛され続けている。
生産者の和紙を作る姿から人々の和紙に対する愛着と誇りが浮かび上がってくる。
多くの伝統工芸が失われていく中で黒谷町では黒谷和紙工芸研修センターを設立しその高い工芸技術を次代の若者に継承させている。
また、数々のPR活動を地域と共同して実施し黒谷和紙の魅力を全国に発信している。
黒谷和紙は郷土の誇りであり伝統工芸を継承させていきたいと思う黒谷町の人々の情念が強く込められた作品である。
黒谷和紙は永遠に存続できる優れた芸術作品である。
この作品は後世に伝統技術を伝える貴重な映像である。
(プロヂューサー 澁谷康生)

「全国地域映像コンクール」の概要

NPO法人地域文化アーカイブス(高島秀之理事長) が主催する地域の伝統芸能・文化資産等に関する映像コンクール。

コンクール入賞作品のページ(NPO地域文化アーカイブス)

当サイトでもご覧いただけます。